タスク分解型の行動計画とは……。
設定したゴールから逆算して、目標達成のためにムダのないタスクだけを作り上げる方法です。
やり方はとても簡単で、たった4ステップで作成可能。作り方もムダがないです (笑)。
ステップ1:目標を完了形で設定する
まず、目標を達成している状態を書き出します。
例:年収1000万になる → 年収1000万を達成している(超えている)
もちろんこれでもいいのですが、最初は実行しやすくするために『チラシで集客が出来ている』みたいに、具体的なものからのほうがいいかもしれません。
今回は例文としてこれを目標に設定して進めていきます。
ステップ2:目標を達成するために出来てる必要がある項目を書く
設定した目標を達成するためには、何が出来ている必要がありますか?
それを目標から枝分かれするように記入していきましょう。
チラシで集客ができている
┣コピー(原稿)が出来上がっている
┃
┣デザインが出来上がっている
┃
┣チラシを配布している
ステップ3:それぞれの枝を行動可能なレベルまで掘り下げる
書き出した項目を達成するには、何が出来ていなきゃいけないのか?
それぞれの枝を掘り下げてみます。
掘り下げて行くと、今すぐ行動できるくらい小さなタスクが現れます。その状態になるまでどんどん枝を掘り下げて分解してみましょう。
例文ではステップ2で書き出した「コピーが出来上がっている」の枝を掘り下げてみます。
コピー(原稿)が出来上がっている
┣ チラシの目的が明確になっている
┃ ┣ ターゲットが決まっている
┃
┣オファー(相手に提案する内容)が決まっている
┃ ┣ターゲットの悩みや課題が解っている
┃ ┣ ターゲットのリサーチが出来ている
┃ ┣ ターゲットにインタビュー出来ている
┃ ┣ インタビューすべきお客さんをピックアップしている
┃ ┣インタビューの項目が出来上がっている
┃ ┣相手が何に悩んでいるか知るための質問を作る
┃
┣ 競合他社との違いが明確になっている
┣競合他社のサービスを把握している
┣競合のサービスを購入している
┣競合のブログやメルマガに登録している
┣競合をリストアップしている
┣ネットで検索している
ほら、ついさっきまで『チラシで集客ができている』という漠然としたゴールがあるだけでしたよね?
でも今は、そこにたどり着くためのムダのない最短コースが見つかりました!
ステップ4:枝の右端から順番に実行する
あとはもうシンプルです。右端の最も小さな枝こそが、今まさに着手すべきタスクになります。端の枝から行動を完了していくと、だんだん枝から左の幹に近づいていきます。
そうすると、今までどう着手すればいいのかわからなかった大きな課題が、いつの間にか解決されているというわけです。
これこそが『タスク分解型の行動計画』の素晴らしいところ。
自分には出来ないと思っていた課題や目標も、ちゃんと分解してみればすべてが『実行可能なタスクの集まり』だったことに気づきます。
この行動計画はノートで書き出していってもいいのですが、アプリを使うとさらに簡単に書き進めることが出来ます。Windows・mac・各種スマホに対応しているので『TODOIST』や『gTasks pro』あたりのアプリがおすすめです。
もちろん『マインドマップアプリ』なんかもOKです。
自分が使いやすいツールを使って、手近な目標や課題を分解してみましょう。
それこそが、毎日ムダのないタスクを中心に行動する『デキる人』への第一歩なのです!
次回に続く