薔薇の紋章
アルファポリス

薔薇の紋章

高遠響 /
エンターテインメント浪漫小説!
1930年、春。社交界や政界の大物が集うHotel Kawasima、通称「薔薇屋敷」の女主人、川島千明は、その美貌と知性で華やかな話題を振りまいていた。そんな千明の身辺警護に陸軍士官学校を中退した草野義久が雇われる……軍靴の足音が聞こえ始めた時代。野心と謀略に翻弄された愛の行方を描く疾風浪漫小説。
■単行本 ■定価1,540円(10%税込) ■2008年02月15日発行(実際の発売日は書店、各電子ストアによって異なります)

CHECK!!

  • 登場人物紹介


    川島千明



    薔薇屋敷ことHotel Kawashimaの女主人で、若く美しき未亡人。社交界の華と謳われている。





    草野義久


    将来を嘱望されつつも陸軍士官学校を中退した青年。千明の身辺警護として雇われる。





    松山秀一


    義久の学生時代からの友人。帝大卒業後、教壇に立ちながら政治家を志している。





    松山小夜子


    秀一の妹。清純で可憐な美少女。異父姉である千明に複雑な感情を抱いている。





    村上孝蔵
     

    千明の養父。もと外務省理事官で、引退した今でも外務省に多大な影響力をもっている。





    加藤憲一
     

    陸軍中尉。日本国の現状を憂い、改革をたくらむ策略家。





    嶋田作三


    Hotel Kawashimaの総支配人。村上の配下。





    佐藤 保


    Hotel Kawashimaの警備責任者。千明が義久を勝手に雇ったことに不快感をもっている。





    成宮たかめ


    Hotel Kawashimaの従業員管理責任者。千明を目の敵にしている、冷徹な女性。





    大崎卓士


    南満州鉄道の重役。上海での事業拡大に意欲をもつ大物で、千明と親しい。

著者の他の書籍