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俺の悩みを聞いてくれ…。
俺の親友、魚住淳也は世間でいう所の3高の優良物件
180cm越えの身長
ガタイも程よく締まって足も長い
スポーツもそこそこ
名門星稜高校のサッカー部の部長を務めている。
頭は良く淳也は学年5位内から落ちた事がない
先生から信頼のあり
寡黙で穏やかな性格
涼やかな切れ長の目を持ち
通りすがりに女が振り返って見るくらいだ。
ただ一つ残念な事と言えば
女の子に対して有り得ないくらいのオクテ…。
まぁそんな事は男子校に通う俺らには
別に大した事もない…と思っていた
あんまり気にならなかった。
その淳也が、恋をした。
俺は喜ばしい事だと思い
応援してやると息巻いたのものの…。
気がついた。
何処をどう間違えたのか、何をこじらせたのか
淳也の意中の女は俺と淳也がムフフな関係だと思われている事に…。
勘弁してくれ!
断じて俺たちはノーマルだ。
俺は正直彼女が欲しい!
誤解を解こうと必死になれば
淳也の奴、予想の斜め上の反応をしてドツボに…。
ぁああぁあぁああぁあ~~~もう
オクテをこじらせた男の恋愛事情ほど
本気でめんどくさいモノはない!!
なんとかしなければ俺の青春が終わってしまう
文字数 12,875
最終更新日 2024.09.04
登録日 2018.01.26
黒フードの男が肩を叩く。
目覚めるタイミングだった。
迎えが来たんだ
しばらくぼーっとしていたかったけど
許されなかった。
男は手を差し伸べて
起き上がるのに手助けしてくれた。
「お久しぶりですね。」
黒フードの男が笑う。
まだぼーっとしてたいんだけど
あんまり許してくれなさそう。
男は笑いながら
「みなさん待ってますから、ほら待たせると怖いでしょ...あの人達...。
ゆっくりさせて差し上げたいけど
次のステップに進まないといけませんから
どんどん早回しで行来ます。
ほら貴方も
後しないといけない事が詰まってますからね。」
傍らにいた白いフードの女の人は
スっと横に立ち黙って頷いている。
相変わらず寡黙な人だ。
男の方を見やる
「相変わらずせっかちですね。」
「ははは まぁ致し方ないですね。」
手を引いてくれた黒フードの男に
スタンプカードを押し付けられた。
ちゃんとお持ちくださいね。
大切なカードですから
はい、ありがとうございます。
ぼけーっとしときたいけど
これから先、多分長いし
まだ続くから
黒フードの男に
手渡されたカードにはスタンプが増えてる。
まだ続くんだよね
ええまぁ
でも
3分の1は済んてなかったですか?
詳しい事は後ほど向こうで
確認取りましょう。
そうですね
じゃ行きますよ
はい
そうして僕は旅立った。
文字数 10,333
最終更新日 2024.09.04
登録日 2024.09.04
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