今年の春に大学一年生となった神山純一。高校時代より流行り始めた感染症の影響で、学ぶこともバイトする事もうまくゆかずに、一浪して合格した大学に通うため上京し、東京で生活をしていた。
2024年の蒸し暑いとある日、純一が自宅に帰ると部屋にたたずんでいる小柄な女子高生を見てしまった。
それは唐突な出会いで、かげろうの様に漂う彼女を恐ろしくも思ったが、なぜか次第と惹かれてしまう純一だった。ひょんなことから始まる幽霊女子高生と彼らを取り巻く恋愛物語。
文字数 31,503
最終更新日 2024.07.20
登録日 2024.06.08