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時は昭和後期から平成の前半、舞台は北関東の架空の町「岩原」と東京都内。
岩原の土建屋のボンボンでお人好しの西田は呪われた運命に弄ばれ、ヤクザの組長の娘と結婚して死別し、苦渋の20代を過ごして人が変わってしまった。
西田は組を受け継ぐと悪辣な事業を行い、淫乱な娼婦と三度目の結婚をし、脱税のために新宗教を興して教祖に納まる。
西田は名家の美少年に魅入られて犯し、ゲイセックスにもはまり込むが、その美少年の不思議な治癒能力を利用して自らの新宗教で莫大な金を稼ぐ。
その金で東京都内に幾つもの風俗店をオープンさせ、妻と手下の暴力団員に経営させ、美女、ゲイ、ニューハーフとのセックスに溺れて、幾多の殺人にも手を染める。
やがて西田は妾の一人に殺害されるが、巨額の集金マシーンと化した教団とセックスまみれの悪縁は、残された者たちに引き継がれ、果てしない悲劇と殺人を巻き起こしていく。
文字数 429,917
最終更新日 2024.11.28
登録日 2024.10.16
ポリセクシャルの私(祖父)とニューハーフ化していく孫(惣一郎)のお話。
ポリセクシャル(多性愛者)の私ならではの多彩な性遍歴と、孫の性の目覚めからニューハーフへの成長過程を描く。
ポリセクシャルゆえの孤独な思いを抱えるものの、懸命に自分なりの人生を築いてきた私は、死期を迎えて妖艶なニューハーフとなった孫にポリセクシャルの多元論哲学を語り、幸せな死を迎える。
文字数 47,769
最終更新日 2024.10.29
登録日 2024.10.29
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