花橘 しのぶ

花橘 しのぶ

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生まれつきの顔の痣がコンプレックスの後宮妃、蘭月(らんげつ)。 素顔はほぼ別人の地味系女子だが、他の誰にも負けない高い化粧スキルを持っている。 豪商として名を馳せている実家でも、化粧スキルを活かした商品開発で売上を立てていたものの、それを妬んだ兄から「女なのに生意気だ」と言われ、勝手に後宮入りさせられる。 後宮の妃たちからは、顔面詐欺級の化粧と実家の悪名により、完全無欠の美貌を持つ悪女と思われているのだった。 とある宴が終わった夜、寝床を抜け出した先で出会ったのは、幼いもふもふ獅子の瑞獣、白沢(はくたく)。そして、皇帝―漣龍(れんりゅう)だった。 すっぴんを見せたくないのにも関わらず、ぐいぐいと迫ってくる漣龍。 咄嗟に「蘭月付の侍女である」と嘘をつくと、白沢を保護して様子を定期報告するよう頼まれる。 蘭月付の侍女として、後宮妃として、2つの姿での後宮ライフが始まっていく。 素顔がバレないよう、後宮妃としてはひっそり過ごそうと決めたものの、化粧をきっかけに他の妃たちとの距離もだんだんと縮まり、後宮内でも目立つ存在になっていって——?! すっぴんはひた隠したい化粧姫蘭月と、そんな彼女を自分のものにしたい皇帝の中華後宮恋愛ファンタジー!
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小説 5,631 位 / 193,719件 キャラ文芸 46 位 / 4,390件
文字数 130,023 最終更新日 2024.01.29 登録日 2023.12.31
伝説の陰陽師、安倍晴明は女だった?! 時は平安。幼い頃からあやかしが視える少女、小春。 両親から不気味だと言われ捨てられるも、その才能を見出され、陰陽師の家系である安倍家の養子となる。 女であることを隠し、陰陽師見習い「安倍晴明」としての新たな人生が始まるのだった。 そんなある日、宮中を騒がす大事件が起きる。 左大臣家の姫君が、釵子(かんざし)で自分の喉を貫き自死したのだった。 姫君はあやかしに殺されたのではないかと、宮中の人々は噂する。 兄弟子、賀茂保憲とともに、事件の真相を突き止めることになった小春だったが――。 小春を溺愛する兄弟子、賀茂保憲(やすのり)。 殺された姫君と恋仲にあった色好み、頭中将。 姫君の恋のライバルであった三人の美しい姫君たち。 個性豊かな貴族たちに振り回されながら、小春は事件を解決することができるのか。 少女陰陽師の戦いが、いま始まる――!
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小説 26,464 位 / 193,719件 キャラ文芸 212 位 / 4,390件
文字数 77,325 最終更新日 2022.02.18 登録日 2021.12.29
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