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放浪の末立ち寄った国にて、男は赤い淑女とすれ違う。淑女は瞳を輝かせると、にたりと微笑み、男へ言った。
――私を奪ってみせよ、と。
男は、彼女に強さと「絶対」を見、傅くことを決めた。
後に、忠誠の騎士と共に、コクエンの姫は旅をすることとなる……。
文字数 13,890
最終更新日 2024.11.25
登録日 2024.10.12
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