4
件
ヒョウはとある任務で少女、リンを助けた。リンはそれからしばらくして、自分と同じ部隊、十狼刀決死組三番隊へと入隊した。
その時からリンは自分に好意を持ってくれているようだが、いかんせんリンは十一だった。受け入れられるはずもなく、ヒョウはのらりくらりとそのアプローチをかわしていた。
ある日、リンが北頭の魔術師学園に潜入する任務を受けた。義兄として、ヒョウはその任務についてくことになる。
同棲生活と学園生活を経て、ヒョウは自分の気持ちに気が付いていく。
二十二歳のヒョウと、十一歳のリンの、時折バトルのイチャイチャラブコメディです。
文字数 198,988
最終更新日 2022.03.31
登録日 2021.12.08
千秋高校生徒会長の神山は、黒ずくめの女、夜野にカフェで働かないかと強要される。
こんな怪しい女の誘いなど、受けられるはずがない。
当然拒否したのだが、夜野は目の前で、マンションの壁を粉砕してみせた。
常軌を逸した腕力。
しかし普通に犯罪なので警官二人がその場に駆けつけた。
器物破損の容疑で夜野に聴取しようとしたところ、警官二人の動きが止まる。
金縛りにでもあったかのように。
夜野は二人の間を通り抜けて言った。
『後日お前のもとに警察署長がやってくる。そして警察署長は言うだろう。この二人を解雇しておきましたと』
後日それが現実のものとなる。
だが神山はそれを鵜呑みにするほどアホではなかった。
警察署長が偽物の可能性があったからだ。
ネットで検索かけて、エンターキーを押す。
ガタンと椅子が倒れる。
警察署長は本物だった。
この事実を知ってしまった神山は、逆らう気など毛頭おきず、夜野が経営するカフェで働くことになる。
素手でコンクリを破壊し、警察さえも従えている節のある、マスター夜野。
警官を金縛りにしてみせた、ESP吉野。
当たり前のように拳銃を所持している、銃刀法違反の犯罪者、鬼瓦。
そしてそれに付き従う従業員。
事実は小説よりも奇なり。
そんなことわざを思い出した。
思い出しているとき、ここ東京に、神山の眼の前に、十歳の魔女が、現れた。
迷子なのかなと、110番通報する神山なのだが……。
文字数 35,104
最終更新日 2020.03.26
登録日 2018.11.05
東京都葛飾区文京堂四―八。そのカフェは、住宅街でも、大通りでもない、住宅街と大通りの継ぎ目の奥の奥のような場所にあった。
このカフェは、全ての面でイカれていると断言して言えた。何故ならば。
この店のマスターは、警官二人に銃口を向けられ、パトカーで周囲を封鎖されても、何事もなかったようにカフェに戻ってくる。
この店のホールのチーフは、スカートの中に拳銃(ベレッタ)を仕込んでいる。
この店のキッチンの男は、超能力者らしく、人の心を読むテレパシー、物体を操るサイコキネシスなどを扱った。
そして、自分と同じく、新たにこの店で働くことになったド新人。
かつての魔女狩りの生き残りなんだとぬかす、大空カモメ。ちなみに事実、魔術を操ることができる。
この店に務めている人間は、自分を除いて誰も彼もがイカれていると思っているが、しかし、ここで起きたことの全ての原因は、この十歳の魔女、大空カモメにあったような、そんな気がしている。
文字数 22,830
最終更新日 2020.03.26
登録日 2020.03.26
異世界に呼び出されて八百年が経った。チートは老いることのない身体。人の八倍の一生を生きた俺に敵はない。しかし俺の隣に並べる者もまたいない。
ある日、S級難度(生死保証せず)の依頼を受けて、観光の街エルメルリアへと俺は向かった。
そこで出会った二人の少女。
世界に二十一人しかいないとされるS4(最高位)魔術師、白亜のティアラナと、謎の少女パミュ。
俺は依頼主である白亜のティアラナに、パミュとエルメルリアの街を観光してきてくれ、という依頼を受けた。
観光の街エルメルリアで出会う数多の人々。
この街で一般人のように暮らせたら。
そう思いながら観光を終えた時、白亜のティアラナが俺に言った。
「もしよかったらなんだけど、あたしのところで住み込みで働いてみるつもりはないかしら?」
観光の街、エルメルリアで繰り広げられる、恋と魔術のギャグ・コメディ。時々シリアス。
男も女も楽しめる、そんな恋愛模様を描くことを目標としています。
※ 小説家になろう様の方でも、連載しています。
文字数 234,909
最終更新日 2019.11.30
登録日 2019.07.29
4
件