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この小説は、産婦人科専門医・生殖医療専門医でもある筆者が、現状の産婦人科医療や不妊治療をベースに、人工知能マッチングや人工子宮という架空設定を書きました。
昨今、結婚されない人も増え、また男女とも結婚が遅くなり、挙児を希望しても妊娠しにくいカップルが4組に1組と増えています。
妊娠しにくい原因は色々と考えられますが、「女性加齢」も原因の一つとなり、35歳くらいから妊娠率は低下し、流産率が上昇します。これは卵子の減少と質的低下によるものと考えられます。
体外受精など生殖補助医療による出生児の国内総出生児に対する割合は8.6%(11.6人に1人)になっています。
もちろん「妊娠出産しなければならない」ことはないのですが、「妊娠出産しやすい」「子育てしやすい」環境に向け、私達はどうしたらよいのでしょう?まずは、妊娠出産、不妊治療のことを知っていただきたいと書きました。
挿し絵は医学生時代からの友人「kinZoさん」が描いてくれました。ありがとう!
文字数 39,793
最終更新日 2020.08.12
登録日 2020.07.23
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「ヌーの川渡り」を見に、2019年7月下旬にケニアに行きました。
ヌーの群れは、タンザニアのセレンゲティとケニアのマサイマラ に広がるサバンナを、草を求めて時計方向に一年掛けて移動しています。
7月から9月は草を求めてケニアのマサイマラ 周辺に移動してきますが、マラ川が立ちはだかっています。マラ川を越えなければ美味しい草が食べられないのです。
この「ヌーの川渡り」はケニアのマサイマラ トライアングル周辺でしか見られません。7月下旬といったベストシーズンに、しかも余裕をもって5日間も「ヌーが渡る」のを見る旅行計画をたてました。
ケニアはアフリカ大陸の東海岸に位置し、北はスーダン、エチオピア、ソマリア、西はビクトリア湖を挟んでウガンダ、南はタンザニアと隣接しています。赤道が国土を二分しており、グリニッジ標準時間より3時間進んでいて日本との時差は-6時間です。
国土は日本の約1.5倍ありますが、北部と東部の砂漠地帯と半砂漠地帯が全体の約20%を占めています。4月~6月は大雨季、10月~11月は小雨季、7月~9月は乾季にあたります。首都ナイロビやマサイラマは、標高1600m以上の高地にあり、朝晩は相当冷え込みます。
基本言語はスワヒリ語で「サファリ」は「旅行」を意味します。さて、どういったサファリ だったのでしょう?
文字数 12,257
最終更新日 2019.08.25
登録日 2019.08.17
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