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児童書・童話 完結 長編
この世の全ての自然物には魔力が秘められている。 ただ一つ人間を除いて。 人間はその代わりに魔力をエネルギーとした魔法が使えた。 けれどそれも上手く使いこなせるのは一握りの人たちだけ。 一般人は魔力の込められた便利な道具”魔宝石”を使って暮らしていた。 魔法学校に通う主人公みかげは、魔宝石を作る宝石師になるのが目標。 しかし、ある日通っている魔法学校から退学を宣告されてしまう。 一度落ちこぼれたら二度と魔法学校には通えず宝石師になることもできない。 それが社会のルールだった。 みかげは夢を断たれた事になったが、優秀な二人の姉の企みで名門魔宝石学校の転入試験を受けることになる。 みかげは絶対に受かりたいと強い気持ちで試験に挑んだものの、試験中に起こした問題が原因でどん底に突き落とされる。 感情がぐちゃぐちゃになったみかげは、本当は大好きな姉たちに八つ当たりをして大嫌いと言ってしまう。 試験は放棄しよう。そう逃げかけたけれど、みかげはある事を思い出し再び立ち上がる。 今度は姉たちの手は借りられない。 そこで学園の責任者も一目置いている謎の教員シトアとタッグを組み、試験をパスするための特訓を始める。 シトアの助力により”魔力の本質”に気づいたみかげ。 試験で自分にできる最大限の力を発揮すると同時に、姉達の本当の思惑を知ったのだった。
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文字数 2,744 最終更新日 2022.11.30 登録日 2022.11.30
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