カタギのまぐろ

カタギのまぐろ

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「アリアネ!貴様は由緒あるファンデンベルク家の威信を大きく傷つけた!今すぐこの家を去れ!」 うだつが上がらないオッサンフリーター(36)である俺は、夜間交通警備の最中車に轢かれたことで魔術が使えない出来損ない令嬢"アリアネ"の身体に転生してしまう。無能を理由に家から追い出されたアリアネ、もとい俺は追放先に待ち構えていた暴漢たちに襲われ絶体絶命のピンチ――かと思われたが、突然目覚めたとある魔術によって窮地を脱することになる。 ソレが、【道路標識魔術】。<一時停止>の標識で暴漢たちの動きを止めたあと、<落石注意>の標識によって具現化した大岩で彼らを圧殺した俺は、この割と"何でもあり"な魔術を使って外道家族に復讐することを決心する。 そんな決意を胸に森の中で歩いていると、とある大国の国家機関に所属するお偉いさん方に出会い事態が大きく動くことになって……… 世界を放浪したり、魔物討伐したり、国の陰謀に巻き込まれたりと、道中いろんな出来事に遭いながらも「前世の様なうだつの上がらない生活は絶対に送らないぞ!!」と誘導灯片手にすべて乗り越えるおっさん美少女の冒険譚。
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文字数 52,749 最終更新日 2022.11.16 登録日 2022.08.29
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