シュレッダーにかけるはずだった

シュレッダーにかけるはずだった

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ホラー 連載中 長編
閉ざされた箱の中の世界で、あなたの軌跡を証明するーーーー 澄花と初めて出会って以来、あの湖に蛍達は現れない。 瑞希は澄花に連れられ、毎年のようにあの湖に足を運んでいる。今年こそはいるんじゃないか。そんな淡い期待を抱き、二人は子供が入ることを禁止されている山の麓にある誰にも秘密の湖へ向かった。 「やっぱり今年もいないか。」 「うん、いないね。」 わかってはいたが、あの夜の幻想的な光景が目に焼き付いてしまい、毎度落胆してしまう。 大人しく引き返そうとした二人の前に、突如怪しげな仔猫が現れる。そこから二人は現実離れした不思議な`モノ‘に遭遇し、彼等の住む村の怪奇に巻き込まれてゆく。
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文字数 5,659 最終更新日 2024.11.20 登録日 2024.11.20
自堕落に人生を浪費し、何となく社会人となったハルは、彼女との待ち合わせによく使った公園へむかった。陽炎揺らめく炎天下の中、何をするでもなく座り込んでいると、次第に暑さにやられて気が遠のいてゆく。  彼は最後の青春の記憶に微睡み、自身の罪と弱さに向き合うこととなる。 「ちゃんと生きなよ、逃げないで。」  朦朧とした意識の中、彼女の最後の言葉が脳裏で反芻する。
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文字数 120,221 最終更新日 2024.11.20 登録日 2024.11.20
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