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オレは魔王。世界の秩序を保つため、勇者に討伐されるために存在している。ただ、毎回毎度、行き着く先はテンプレ展開になってしまうのでいいかげん飽きてきたオレは「刺激が欲しい」と女神にお願いしてみた。そして、女神に召喚された勇者といよいよ対決……しようとしたら、いきなり、異世界召喚の魔法陣が発動し、気がついたらオレは見知らぬ部屋にいた。
ここはどこだ? オレの勇者はどこに行った? と狼狽えるオレの前に、やけにキラキラ眩しい王太子が現れ、オレの手を握り「どうか、どうか……勇者様のお力をもって、この世界を魔王の手から救ってください」とお願いされてしまう。
オレが勇者? オレが魔王を討伐? いや、いや、いや。オレが魔王だけど? 魔王が異世界の魔王を討伐する? 魔王が勇者に間違えらえて、異世界に召喚されてどうするんだ?
色々なことがうやむやのまま、王太子の強引さに流されるまま、オレは王城の客室に押し込められ、異世界引きこもり生活が始まってしまった……。
しかし、美形あふれる異世界あるあるなのか、オレのいた世界と微妙に常識が違う。
一目惚れをしたと言い張る、イケメンだが思い込みの激しい残念な王太子がぐいぐいオレに迫ってくる。
オレの世話をする優秀な小姓や、男前で紳士な護衛騎士、めちゃくちゃ強い令嬢と、元いた世界のポンコツ女神とこっちの世界の肉食女神、男の子でオレを襲う気満々な聖女様。日を追うごとになにやら癖の強い人物が加わり、拘束引きこもり生活はだんだんと騒々しくなっていく。
多夫多妻が一般的なこの世界で、王太子の恋を応援する周囲の空気にのまれつつも、男前な護衛騎士が少し気になる魔王。元の世界に取り残されて、放置状態の勇者はどうなった?
運悪く召喚されてしまった恋愛に臆病な魔王の、異世界勘違い災難ラブライフです。
全体的に軽めな展開。会話で男性妊娠に触れることがありますが、会話だけです。
文字数 430,592
最終更新日 2024.12.14
登録日 2023.07.23
アナタの欲しいモノはなんでしょう? 異なる世界の名品、逸品を知り尽くした優秀なオークションスタッフが、アナタの望みを叶えてさしあげます。
たまに迷品、珍品が競売の舞台に登場することもありますが、これもまた一興。
アナタの世界にない品も、異なる世界には存在するかもしれません。
異なる世界と異なる世界との縁をつなぐ異世界オークション。
異世界の珍しい品を求めて、月に一度とある場所に集う高貴な人々と、それを迎える優秀なオークションスタッフたち。
オークションを見守るガベルとサウンドブロック。オークションハウスのオーナーや、オークションの進行役である、ベテラン、中堅、若手、見習いという世代の違うオークショニア。
そして、なにやらいわくありげなオークション参加者。
世にも珍しく、高価な異世界の品を手に入れたいと願う人々が集う、世界的に有名なザルダーズのオークションハウスでの愉快で不思議な出来事です。
※他の小説投稿サイトにも掲載しております。
文字数 53,520
最終更新日 2024.09.30
登録日 2024.08.31
幼い頃に盗賊の襲撃を受けて、奴隷商に売られた主人公。
邪神召喚用の生贄奴隷として買われ、生命を失いそうになったところを、帝国を闇の部分から支えている暗部組織、十三番目の騎士団に助けられた。
邪神の顕現は阻止できたものの、多くの人の生命が失われ、帝国は多大なる被害を被った。
帝国の人々はその日の事件を『エレッツハイム城の悪夢』と呼び、五年の歳月が過ぎた今もなお恐れていた。
助けられた子どもたちは、組織で育てられ、すくすくと成長して……。
生贄奴隷として囚われていた儀式の生き残りーーチートなちびっ子たちと、彼らを救出した闇に生きるエリートな大人たちーーの歪んだ思考と、掛け合いと、成長の物語です。
剣と魔法の世界。
魔力の相性がよいもの同士が惹かれ合う世界です。
主人公以外のカップル、様々な人間関係、からみがあるので、展開はすごくゆっくり。気長にお付き合いください。
血生臭いシーン、戦闘・暴力シーンが多少あります。
ムーンライトで掲載したものを、R15版用に過激描写を削除、マイルド(?)にして加筆しました。(若干、つじつまあわせの設定変更しています)
なので、ほのかにそんなかんじがするけど、露骨な描写はない……です。
BL……の匂いがかすかにするかもしれません。
文字数 347,535
最終更新日 2024.09.30
登録日 2023.10.28
木から降りれなくなった子猫を助けようとした侯爵令嬢の次女フレーシア・アドルミデーラは、木から落ちて、池で溺れた。池に落ちた勢いで、水底の石に頭をぶつけ、高熱にうなされた挙げ句、自分が腐女子OLだった前世の記憶をとり戻す。
転生先は、前世でやり込んでいた乙女ゲーム『君に翼があるならば、この愛を捧げよう』(略してキミツバ)の世界だった。
フレーシアは攻略キャラに出会うごとに、前世で課金しまくったキミツバの内容を思い出していく。
だが、彼女は、ヒロインでも、悪役令嬢でもなく、侯爵の次女に転生していた。
ただのモブ、と思ったら、異母兄は、キミツバで一番大好きだった(貢いだ)攻略キャラだった。
だが、フレーシアは、キミツバの本編が始まる前に、池で溺れて死んだという、攻略キャラにトラウマを与えるために設定されたキャラだった。
たしかに、池で溺れたけど、なぜか生きてます?
トラウマ発生しませんでした?
フレーシアが死ななかったことにより、攻略キャラたちの運命が微妙に変わっていく。
ただ、このキミツバの世界。
乙女ゲームとしては異色ともいえる廃課金ユーザーターゲットのハードなゲームだった。
選択肢を間違えたら、攻略キャラは簡単に死亡するのは当たり前。恋愛シーンスチルよりも、死亡シーンスチルの方が圧倒的に多いという阿鼻叫喚なゲーム。
うっかりしてたら、侯爵家は陰謀に巻き込まれ、兄以外は使用人もろとも全員が死亡して、御家断絶。
他の攻略キャラも似たような展開なのだが、異母兄は自分の家を滅ぼした連中の復讐のために、国を滅ぼし、他の攻略キャラを惨殺する。
家族が惨殺されるのを防ぐため、
推しキャラの闇落ちを阻むため、
死亡絶対回避不可能といわれている最難関攻略キャラを助けるため、
転生腐女子フレーシア・アドルミデーラは、破滅フラグを折りまくる!
文字数 153,716
最終更新日 2024.09.29
登録日 2023.08.20
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