ナオコウ

ナオコウ

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ファンタジー 連載中 長編
この世に生まれた人間は、誰しもが、神から『聖剣』と呼ばれる神剣を与えられる。  平民出身の少年ユランは、聖剣の中で最も等級の低い『下級聖剣』を与えられてしまう。  故郷の村の滅び、大切な人の死、魔族の侵攻……様々な苦難がユランを襲う。  激動の時代の波に飲まれ、人類の大半は滅び、王国も崩壊した。  そんな時代の中でも、ユランは何とか生き延び、傭兵に身を落としながらも、逞しい戦士へと成長して行った。  やがて、ユランは人類の最後の希望、人類最強と名高い聖剣士『シリウス・リアーネ』の部隊に配属され、『鎧の魔王』と呼ばれる魔族と対決することとなった。  聖剣の等級は、下から『下級聖剣』『貴級聖剣』『皇級聖剣』『神級聖剣』とあり、聖剣を扱うためには『抜剣術』と呼ばれる特別な技術が必要だ。  抜剣術にはレベルが1〜10まで存在し、レベルが高いほど聖剣から与えられる加護も高くなる。  ユランは、下級聖剣であったが、人類で誰も成し得たことのないレベル10の抜剣に成功していた。 『最強のシリウスがいれば魔王討伐も容易い』  などと安易に考えていたユランだったが、実際に戦った『鎧の魔王』の力は絶大だった。  シリウスが持つ最強の聖剣、『神級聖剣』の力を持ってしても、手も足も出ずに敗れてしまった。  最後に残ったユランはレベル10の抜剣を発動し、最後の突撃をかける。  その時ユランは、『今度生まれ変われるのなら、せめて強く生まれたい』などと思いを巡らせた。  そして、気がつけば、ユランは10歳、聖剣が与えられる瞬間に回帰していた。  ユランは与えられたチャンスを活かし、過去を変える為奮闘するのだった……。
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文字数 752,236 最終更新日 2025.12.16 登録日 2025.03.12
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