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 空を眺める、光が街を包み込む、魔物が現れる。    今起きた訳の分からない事実の羅列。  まじで意味がわからない。  しかも目の前でクラスメイトが石斧投げつけられて死んじゃうし。  これマジで現実なの?  疑問は尽きない。  尽きないがボーっと考え込めば死ぬだけだ。  俺は呆ける友達の手を引いて駆け出した。  後ろから聞こえるクラスメイトの悲鳴が俺の心を締め付ける。  悲痛に顔を歪めながら、俺ーーーー柊勇気は友達である松田蓮火の手を取って逃げ出した。  これは柊勇気とその友達が地獄と化した世界でどう立ち回るかを見る物語である。
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文字数 24,825 最終更新日 2024.04.11 登録日 2024.03.22
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