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十二年に一度、本物の春が来る。色が花咲く春が来る。
世界は色を失っていく。
本物の春が来るまでは。
十二年に一度の本物の春を祝う、色流しの祝祭。
その主役に選ばれたのは、わたしじゃなかった。
親友のイェリンと、双子の相方、アーヴィだった。
児童文学風の異世界ファンタジー。
文字数 10,027
最終更新日 2024.07.31
登録日 2024.07.31
『ほし』から届く秘密のラジオ。
そのラジオと同じ声を持つ男の子と出会って、あたしの冒険は始まった――!
※
13歳の女の子ナナセは、孤児のリーダーとして相棒シンと共に今夜も街を飛び回る。
空に浮かぶのは、選ばれた人だけが行ける楽園『ほし』。
地上で過ごすナナセたちは、ただ『ほし』を見上げるしか出来ない。
そんなナナセの楽しみは、ロボット・ドッグ、マオ・マオが流してくれる秘密のラジオ。
『ほし』から聞こえてくるそのラジオは、でも、違法な物だった。
ラジオがきっかけで軍に狙われたナナセを助けてくれたのは、反乱軍のリーダー、ホクト。
そして不思議なことに、ホクトはラジオのパーソナリティ『M』と同じ声をしていた。
ラジオの秘密。ホクトの狙い。そして『ほし』の真実――
ナナセの冒険が、いま、始まった!
児童向け×ディストピアSF!
登録日 2024.07.31
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