勇者が僕の村の1年に一度の冬祭りにやって来た。
そして、村のみんなはその勇者のたくましさに惚れ惚れしていた。
僕はくだらないと思いつつも、勇者の誠実さや強さを信用していた。
しかし、僕はある日、降りしきる雪の中で見てしまった。
最も恐ろしい魔族の姿を。
そして、その祭りが終わった日に、僕は地獄を体験することになる。
そう。
その勇者は村を焼き尽くす業火の中、一人笑っていたのだ。
ーそして、これはそんな僕と僕の恋人のマーシャが勇者に復讐するために、勇者の殺し方を探す物語。
文字数 39,925
最終更新日 2024.11.15
登録日 2024.11.15