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眠っている間に攫われてしまった少年は、その地で一人の少女と出会った。
少女は自分を攫った敵の娘。
少年は、その事実を知らずに自分に近づいてくる無邪気な彼女に恋をしてしまう。
文字数 998
最終更新日 2025.02.12
登録日 2025.02.12
天界で双子天使、エリシアとルカは不思議な老人に出会った。
老人は二人に、「これを大きくしてくれ」と言って小さな欠片を手渡した。
文字数 3,530
最終更新日 2025.02.12
登録日 2025.02.12
ムルタス王国はとても小さな国だ。
国民の数は千人いくかどうかというほどの他の王国と比べて少人数、優れた設備や技術があるわけではなく、特質な資源が産出されるわけではない。
はたから見れば、どうして国として在り続けられているのかが不思議なほどの小規模国家だ。
人の中には「不思議だ」感じればすぐさま仮説をたてようと、勝手な想像力を働かせようとする者たちが出てくる。その国に関係があろうと、関係がなかろうと、人とはそんな想像をするのが好きな種族なのだ。
たとえ「探られたくない」と感じている人間がどこかにいようと。結果、誰かを傷つけてしまうことになろうとも……。
ある頃から、とある噂が人々の口から発せられるようになった。
「ムルタス王国は、周囲の森に守られているのだ」と……。
文字数 1,568
最終更新日 2025.02.11
登録日 2025.02.11
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