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ドラゴン。
神話やゲームの中で必ず出てくる強さの象徴。
そんなドラゴンに悠太は憧れを抱いている。
高校生活も終わりを告げ、見事に受験に失敗し、浪人生活を送ることになった。
周りが大学に進学したり、就職をして忙しい日々を送る中、その温度差からどんどん周りを敬遠していくようになった。
勉強にも身が入らず、かといって就職する…なんて選択をするのにも二の足を踏んで、いまいち決めきれずに逃げてばかりの毎日。
楽しみは部屋に篭ってのゲームと異世界ものの小説やラノベだった。
ある日、手持ちの小説も読みきった悠太は久しぶりの街に出る。
面白そうな小説を探して歩いていた悠太は、路地の奥に一軒の古本屋を発見し、そこで一冊の本と出会う。
それが全ての始まりとなることを知らずに。
文字数 8,728
最終更新日 2019.08.11
登録日 2019.07.02
*現在公開中の『異世界で料理人にされました。』の加筆・訂正ver.です。
*ある程度のところまで、こちらを更新しましたら、旧『異世界で料理人にされました。』は削除しようかと思っております。よろしくお願い致します。
彼は普通のサラリーマンだ。
多忙な毎日の中での一番の楽しみ・・・
それは【食事】だ。
食べ歩きをして回ることも勿論だが、自分で作った料理を振舞うことも彼の楽しみの一つである。
それは真夏の日のことだった。
その日は近年稀に見るほどの猛暑日で、不要不急の外出は控えるようにという報道がされるほど。
彼は午前中で営業回りを終え、夕飯の準備をしに自宅近くのスーパーへ買出しに向かう。
買い物を終え、店から出た彼は強烈な眩暈に襲われ、意識をなくし倒れてしまう。
彼が再び目を開いたとき、そこには見たことのない風景が広がっているのであった。
文字数 32,358
最終更新日 2019.06.13
登録日 2019.02.12
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