おれは女ならだれでもよかった。それが母親でも硬くなることができた。母が喜んでくれているのだから、おれは良いことをしているのだ。
文字数 3,002
最終更新日 2021.08.08
登録日 2021.08.08
銀行に勤めている母は、フロア係の制服が似合う、スレンダーで美人だった。だから、ぼくは母の下着を借りて、自分を慰めていた。ある晩、とうとう下着を失敬したところを母に見つかってしまう。
文字数 4,195
最終更新日 2021.08.08
登録日 2021.08.08
俺の子孫を残したい…生涯独身の身の上に起こった欲求。そのよこしまな男の欲求が、ネットの情報から現実のものとなる。
文字数 4,684
最終更新日 2021.08.08
登録日 2021.08.08
大学時代、課題の提出に困っていた私を助けてくれた先輩。先輩は童貞だった。でも私は先輩に恥をかかせないようにしてあげた。甘酸っぱい思い出。
文字数 4,910
最終更新日 2021.08.08
登録日 2021.08.08
蒲生譲二の本妻であるママと、あたしは蒲生を通じて知り合った。つまり蒲生の二号があたしというわけ。でもママはそんなあたしを妹か娘のようにかわいがってくれた。
文字数 3,857
最終更新日 2021.08.08
登録日 2021.08.08
英米との戦争が始まって早(はや)三年の月日が経とうとしていた。戦局は思わしくないが国民には本当のことは知らされないでいた。わたくしは横山子爵令嬢として京都帝大理学部に進み、宇治村の帝大研究所でドイツの最新技術「ワルター機関」で逼迫している石油を使わない推進装置研究の助手を仰せつかっていた。
文字数 2,513
最終更新日 2021.08.07
登録日 2021.08.07
父の暴力から逃れ、母と子の二人になったぼくたち。母は幼いぼくの体を愛おしんだ。だんだんそれは男女の関係に発展し、ずぶずぶと沼に足を取られるようにぼくは深みにはまっていった。
文字数 4,215
最終更新日 2021.08.07
登録日 2021.08.07
思春期の甘酸っぱい思い出、戦後しばらく、川の上で暮らす人々がいた。どうしようもない貧困が、悲しい思い出となる。同級生の、先に大人になった少女と、まだ精通のない男の子の甘酸っぱい経験。
文字数 5,166
最終更新日 2021.08.07
登録日 2021.08.07
唐の時代、長江の支流のさらに上に遡っていったあたりに、「栗林郷(りつりんきょう)」と噂される、言わば「遊仙郷(桃源郷)」があるらしい。私(わたくし)は、しがらみを捨てて、そこへ旅立った。そして噂通りの美姫(びき)に出会い、時も忘れて…
文字数 10,721
最終更新日 2021.08.06
登録日 2021.08.06
私の友人の須田君は農業政策を大学で研究しているそうで、彼がある村にフィールドワークに出かけて、数か月の間、一軒の農家に滞在したときの体験談です。
文字数 9,095
最終更新日 2021.08.06
登録日 2021.08.06