2
恋愛 連載中 短編
シルヴィアは、初恋の人と結婚した。幼馴染で、妹のように可愛がってくれた憧れの人と。 だけどそれは、恋愛期間もない、プロポーズもない、夫からの恋愛感情もない、夫にとっては政略結婚としてのうまみさえ何もない、世間へのお披露目もない――ないものだらけの結婚だった。 政府高官である兄をもつ上、特殊な容姿をもつシルヴィアは、成人すれば政略結婚は免れない。 そんな彼女を政略結婚から救うべく、兄の上司でシルヴィアの初恋の人であるカルロとの結婚が成った。 でも、初恋の人が全く自分に興味がないことが耐えられなくて、売り言葉に買い言葉で喧嘩をして、邸宅を飛び出してしまう。 家出がてら船旅を楽しもうとしたシルヴィアは、運悪く海賊に襲われ、さらに最悪なことに、その海賊船は戦争状態にある敵国に捕獲された。 想像もしなかった経緯で捕虜となったシルヴィアは、監視を兼ねて敵国の海軍大将、フリッツの家に留め置かれる。人の良いフリッツとその息子アッシュとの生活の中で、シルヴィアは自分の想いを再確認するが――。
24h.ポイント 14pt
小説 29,681 位 / 192,050件 恋愛 13,203 位 / 57,183件
文字数 72,844 最終更新日 2022.06.21 登録日 2021.11.13
恋愛 連載中 長編 R15
【一章完結】狐の妖である露珠は、一族の安寧と引換に鬼の元へと嫁ぐ。想像していたような酷い扱いは受けなかったけれど、婚姻を決めた義父が亡くなった途端、夫は家に帰らなくなり、ある日夫の従者が離縁を告げに来る。離縁を喜べないほどに夫に好意を抱いていた露珠は、せめて夫から理由を聞こうとするが、夫は既に別の女と生活を共にしているようで…… 【二章】ようやく想いを通じ合わせた露珠と凍牙。義父の死後から続いていた得体の知れない妖からの攻撃の頻度が増す中、夫の留守中に鬼に擬態した訪問者が現れる。その後も「凍牙の子供が欲しい」と押しかけてくる女の鬼もいて…… 【三章】半妖の巫女、として都で暮らすようになった真白は、半妖の少年と親交を深めていた。 一方、都に遣わした露珠の眷族<管狐>からは、都で『鬼毒酒』が製造されているという報告が入る。その後、怪我をした狐を屋敷で匿っていた露珠が姿を消し――
24h.ポイント 7pt
小説 36,002 位 / 192,050件 恋愛 16,221 位 / 57,183件
文字数 126,003 最終更新日 2022.06.21 登録日 2021.07.11
2