たるとたたん

この世には 魔法使いという存在がいた。 それは伝説で、フィクションの世界に居る住人。 この世の人間は、皆そう思い込んでいる……。 春風菜乃花は、誰も魔法使いの産まれた事が無い家系に産まれた、初めての魔法使い。彼女は数十年~数百年に一人産まれる〝光の魔法〟を扱える特別な魔法使いだった。 そして彼女と片割れの存在である〝闇の魔法〟を扱える子も、奇跡的に同じ年で産まれた。 神のように崇められる〝聖女〟と呼ばれる「 春風菜乃花 」と、聖女を殺し得る存在だと言われている〝闇魔法師〟である「 花柳咲来 」 本来ならば、相容れない存在であるはずの二人。 ある日、ひょんな事から二人は森で出会う。そこで菜乃花は初めてちゃんとした魔法を目にした。咲来の施す魔法と投げ掛けられた言葉に心を撃たれて……？ 周りには『敵同士』『ライバル』『犬猿』だの言われているが、実際は〝不仲営業中〟なだけ！？ 脳筋聖女様と堅実お嬢様の全てが真反対な凸凹コンビ。二人は学園生にバレないようにこっそりと密会をしていて……。 凸凹だらけの女の子二人が魔法学園を中心に冒険する、現代日本の魔法ファンタジー。 ( 創作子達の世界観を文章化した作品です。ガールズラブ描写は無く そのような関係性にはなりませんが、カップリングとして見て頂いて構いません。)