第11回エッセイ・ブログ大賞
選考概要
編集部内で大賞候補作としたのは「うつ病は甘えなの？」「どすこいと鶏ガラ」「発達障害の長男と母としての私」「里親のいろんな猫話」の４作。最終選考の結果、いずれも大賞には一歩及ばず、評価が分かれた「うつ病は甘えなの？」「どすこいと鶏ガラ」の２作を特別賞に選出することとした。
「うつ病は甘えなの？」は、過重労働によりうつ病を発症した著者の闘病体験を客観的に綴った回顧録。温かい家族や主治医に支えられつつ、懸命に病を乗り越えようとする当時の心情がリアルに伝わってきて、うつ病やそれに苦しむ人々への向き合い方を考えさせられる内容だった。
「どすこいと鶏ガラ」は、痩せ型の夫「鶏ガラ」に「どすこい」と呼ばれたぽっちゃり体型の著者による、夫婦の日常エッセイ。お互いをからかいながらも仲睦まじく過ごす二人のやりとりがユーモア溢れる文体で描かれ、そのエンターテインメント性の高さに評価が集まった。
応募総数
241作品
開催期間
2018年10月01日〜末日
なし
金曜夜のティーンズラ部
1位 / 241件
うつ病は甘えなの？
2位 / 241件
編集部より
うつ病を克服しようとする姿が落ち着いた文体で丁寧に描かれており、当時の状況や心情が非常によく伝わってきました。ご家族をはじめとする周囲の方々が愛情深く闘病を支える姿にも、心が温まります。同じような状況で悩んでいる人たちにとって、とても価値のある作品だと感じました。
どすこいと鶏ガラ
4位 / 241件
編集部より
夫婦のかけあいが軽妙で、『ぽっちゃり』妻の語り口にもセンスが感じられるエッセイでした。体型が正反対な夫婦のあるあるネタがユーモアたっぷりに描かれていて、最後まで楽しく読み進めることができます。その二人の何気ない日常の会話に、思わずくすりと笑ってしまいました。
※受賞作については大賞ランキングの最終順位を追記しております。
投票ユーザ当選者
投票総数
1,577票
当選
10名
ポイント最上位作品として、“読者賞”に決定いたしました。ヒロイン、ヒーローともに魅力的に描かれたクオリティの高いイラスト集だと思います。架空のティーンズラブ小説にイラストを付けるという試みも面白く、想像力をかきたてられたファンも多かったのではないでしょうか。