中途半端なチート小説一覧

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小説検索AIアシスタントβ

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ファンタジー 連載中 長編 R15
俺は日本人だ。 そしてここはノヴァリースと言う 日本人の感覚で言うと異世界だ 「親父、エールだ」 「ちっ、またエールかよ、しみったれてんな!」 俺は酒場の親父をギロリとひと睨みだけしてエールをぐびぐびっと煽る もうお分かりだろう。俺は異世界転移した日本人だ。たまに現れる異世界からの客人を、この世界の人間は『勇者』と呼ぶ。 誰が召喚したか、神に呼ばれたのか、そんなのはねえ。気づいたらこの世界にいた チート?ああ、貰ったよ 俺は体術が達人だ。人間相手の喧嘩で負けたことはない。この国一番の騎士ってやつとも戦った。相手は全身鎧で剣と盾、俺は素手でボコボコにしてやった なら、当然ハーレムでやりたい放題だと思うだろ?世の中そんなに甘くねえ。 何故か、この世界は魔法がある、魔力がある。 もちろん魔法は強い。でも俺クラスの達人なら、魔法を回避して術者をボコるくらい、朝飯前だ。 だが・・・・、この世界のやつらは魔鋼機に乗りやがる。そう、ロボットだ。 魔鋼機は色んなタイプがいるが、基本的に全長が10mほど、魔法をバズーカに仕込んでぶっぱなし、ゾウを一刀両断するほどの7mの大剣をぶん回し、ホバークラフトタイプのやつなんかは、時速60kmで走り回りやがる そして、魔鋼機は魔力を動力とする わかるか?俺には魔力がねえんだ 全ての魔鋼機が魔力を必要とする 「親父、もう一杯だ」 「ちっ、しんきくせえったらありゃしない!これを飲んだら帰ってくれ!」 ダン! また酒場の親父に、エールのジョッキを叩きつけられる 異世界なんだ、魔鋼機に乗れなくても何とでもなると思うだろ?ところがそうはいかねえ。 戦争も魔鋼機が主力、武闘大会も魔鋼機、冒険者も魔鋼機だ。 一番小さな魔物でも象クラスだ。それも地球の象でもかなり強いのに、こっちの象は魔物だ。遥かに強さが違う。 ヴァーリトゥードの大会の優勝者が象と素手で戦えるか?無理に決まっている。 仮に刃物を使って魔物を倒したとしよう。一体どうやって運ぶのか。トラックだって魔力で動くのに。 知識チート?トラックがあるんだぞ? エネルギー元が魔力なだけで、文明はかなり進んでる。ほぼ日本と変わりゃしねえ。 お得意のマヨネーズも、ガラスも通用しない。電気はないが、ガスや石油だってある。 石油があるならエンジンをって言いたいんだろうが、俺がこの世界に来たのは15だ。そんな知識は持ってない。 「親父、勘定」 「4000エルだ」 完全にぼったくられているが、俺の行ける酒場も少なくなってきた。 俺は#銀貨4枚__4000エル__#をカウンターに置く。 異世界転移してから20年 「何もかもくそったれだ・・・」 俺はコンクリートジャングルを、軽い千鳥足でふらつき歩く。 ●完全不定期更新です。気まぐれ更新、ご了承ください●
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文字数 78,064 最終更新日 2019.04.04 登録日 2018.11.09
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