今昔物語小説一覧

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5/31~6/8毎朝5時更新・全9話 【あらすじ】 (第一章 夏が燻る ~ 源宛(みなもとのあつる)と平良文(たいらのよしふみ)と合戰(あひたたか)ふ語 ―「今昔物語集巻二十五第三」より― ~) 時は平安、坂東(ばんどう)――武蔵野がまだ未開の荒野であった時代、二人の兵(つわもの)がいた。 一人は、源宛(みなもとのあつる)。 一人は、平良文(たいらのよしふみ)。 二人の領地は接しており、郎等(ろうとう)たちの争いは絶えなかった。 ある夏の日。 燻ぶる郎等たちに押され、宛(あつる)と良文(よしふみ)は相見(まみ)える。 しかし――二人は、合戦(かっせん)ではなく、兵(つわもの)として合戦(あいたたか)う。 二人の対決は、坂東の地に、人と人との仲をつなぐ。 そしてその仲は――世代を越え、時代を越えて、語り継がれる。 (第二章 恋よりも恋に近しい ~京都祇園祭「保昌山(ほうしょうやま)」より~) 平安時代、御堂関白こと藤原道長が生きていた時代、道長四天王の一人、平井保昌はある想いを抱き、悩んでいた。宮中で見かけた和泉式部のことが気になって仕方なかったのだ。保昌は式部に「恋よりも恋に近しい」という文を書いた。そして、保昌以外の人たちは、保昌のために動き出す――「恋よりも恋に近しい」を成就させるために。 【表紙画像】 「ぐったりにゃんこのホームページ」様より
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小説 6,320 位 / 185,529件 歴史・時代 161 位 / 2,365件
文字数 2,712 最終更新日 2024.06.01 登録日 2024.05.31
 昔、天狗の様な長い鼻を持つ三十路の僧がいた。長い鼻ゆえ、女子とは一線を画していたが、村娘に恋をした。鼻を小さくする方法を試すがままならず、娘に振られた。思い余った僧は真夜中、危険な山に登ってしまう。山で天狗に出会うが夢か幻か。後日、山中の藪で僧は倒れていた。はたして僧の「濃い紫色で黒いブツブツ」は如何に。王朝物風
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小説 30,501 位 / 185,529件 ファンタジー 4,285 位 / 42,581件
文字数 4,963 最終更新日 2024.05.02 登録日 2024.05.02
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