遺影小説一覧

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遺影を用意できず、顔の原型も留めることなく亡くなってしまった人を弔うため、彷徨う霊に会ってその似顔絵を描く者――『遺顔絵師』。 木蔦右近は、そんな遺顔絵師を生業とする天才画家・姫彼岸合歓のアシスタントをしている。 かつての過ちを忘れることができないまま、後悔に沈んだ弔い。 今になって忘れてくれないことを憎むような、溝の埋まらない弔い。 死に至った背景に触れることで、右近たちは弔うことの在り方に迷っていく。 やがて、右近と合歓の間にある秘密に触れた時、二人の関係は終わりを告げることになる。 ハッピーデースデイ。ハッピーバースデイ。 ――生まれ変わる君に。 ※一部エピソードにて、拙作『ムカサリ~オナカマ探偵漆山紲の怪異録~』に関する微ネタバレがあります。 ※『ムカサリ』を未読でも本作をお楽しみいただけますが、本作からあちらへ行く際はご留意ください。
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文字数 117,074 最終更新日 2024.04.30 登録日 2024.04.17
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