私は公爵令嬢の娘として生まれ、10歳の時、王太子殿下の婚約者になった。
だけど、王太子殿下は私のことがお嫌いのようで、顔を合わせれば睨まれ、怒鳴られる毎日。
そんな関係に疲れ果て、私から笑顔が消えた頃、王太子殿下には好きな女性ができたようだった。
所詮は、政略結婚の相手。
相手の気持ちなど求めないと決めて、王太子殿下の浮気も放置していたのに、彼は私に婚約破棄を言い渡した挙句、私の首を刎ねさせた。
そして、目覚めた時ー
私は見知らぬ城にいた。そして傍には、黒髪黒目の・・・魔王と呼ばれる男がいたのだった。
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最終更新日 2021.09.12
登録日 2021.07.19