老人介護小説一覧
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主人公の「俺」はフリーライターである。
大好きだった父親を中学生のときに失い、公務員として働き、女手一つで育ててくれた母に感謝する気持ちは、もちろんないわけではないが、良好な関係であると言い切るのは難しい、そんな間柄である。
3人兄弟の中間子。昔から母親やほかの兄弟にも軽んじられ、自己肯定感が低くなってしまった「俺」は、多少のことは右から左に受け流し、何とかやるべきことをやっていたが…。
文字数 38,068
最終更新日 2024.06.18
登録日 2024.06.10
人は体と心を削りながら終焉を迎える。
もしも体と心の削れるバランスが崩れると、その影響は周りの家族の生活を残酷に巻き込む結果となる。
主人公の由香里が友人の智子の様子を見に行くところから終焉という話に巻き込まれて行く。
友人の智子は家族だからということで会社まで辞め、お婆ちゃんの介護を始めてしまった。
もちろん私、由香里も含め周りの人間達には当たり前だと思っていた。
介護……それは家族だから出来る、家族だから出来ないことがある。
それを知らなかった智子 ーーー 智子に会いに行ったとき智子は追い込まれていた。
夜には悪い想像もして罪悪感に苛まれることもあったらしい。
私は智子を助けながらこの問題の深さを思い知ることになった。
文字数 2,033
最終更新日 2021.04.23
登録日 2021.04.23
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