BL 花吐き病小説一覧
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片想い拗らせDK×親友を救おうと必死のDK
高校三年生の蒼井(あおい)は花吐き病を患っている。
花吐き病とは、片想いを拗らせると発症するという奇病だ。
親友の日向(ひゅうが)は蒼井の片想いの相手が自分だと知って、恋人ごっこを提案した。
両思いになるのを諦めている蒼井と、なんとしても両思いになりたい日向の行末は……。
文字数 10,037
最終更新日 2024.02.04
登録日 2024.02.04
月影さんへの気持ちをハッキリと自覚出来ぬまま、花吐き病にかかってしまう武蔵君のお話です。
月影さんの事が好きすぎて、涙ぐみながらオエオエお花を吐き続ける武蔵君ってめちゃくちゃえっちじゃないですか?
関係が落ち着いた後のイチャイチャしてる百合おじさんな二人も好きだけど、武蔵君がただひたすら切ない思いして気持ちを飲み込んで色々こじらせている時期のこの二人の関係も大好きです。
月影さん無自覚とはいえ乙女武蔵君とヤる事だけヤって気ぃ持たせて後は宙ぶらりんとか、酷い男ですよね。悔い改めてどうぞ。
(2022年にpixivに投稿した小説を再録したものです)
文字数 10,256
最終更新日 2023.01.16
登録日 2023.01.16
▲花吐き病の設定をお借りしている上に変えている部分もあります▲
「ごほっ、ごほっ、はぁ、はぁ」
「要、告白してみたら? 断られても玉砕したら諦められるかもしれないよ?」
会社の同期の杉田が心配そうに言ってきた。
俺の片思いと片思いの相手と病気を杉田だけが知っている。
以前会社で吐き気に耐えきれなくなって給湯室まで駆け込んで吐いた時に、心配で様子見にきてくれた杉田に花を吐くのを見られてしまったことがきっかけだった。ちなみに今も給湯室にいる。
「無理だ。断られても諦められなかった」
「え? 告白したの?」
「こほっ、ごほ、したよ。大学生の時にね」
「ダメだったんだ」
「悪いって言われたよ。でも俺は断られたのにもかかわらず諦めきれずに、こんな病気を発病してしまった」
文字数 9,747
最終更新日 2022.03.19
登録日 2022.03.17
桜を見ると思い出す、叔父と過ごした穏やかで、温かくて、幸せだった日々を
叔父から譲り受けたロールピアノと共に僕は生きていく
彼が教えてくれた宇宙の音を今度は僕が世界に落していくのだ
「大好きだったよ、叔父さん」
今は亡き愛しい人の名前は春風に消された
かつて叔父の身体を蝕んだ花吐き病、桜
憎らしい桜、だが美しい
僕は桜散る街道を1人、歩いていく
「草々不一、だね」
伝えられなかった言葉は音にて贈られるのだと、彼はそう言った
草々不一、後悔の念
伝えられずに消えた言葉は桜と共に
そう。これは僕と叔父の気づくことの出来なかった恋の物語
文字数 3,246
最終更新日 2019.09.09
登録日 2019.09.08
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