SF 私小説小説一覧
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特攻隊員の話です……
俺は特攻隊員として華々しく散った。愛する日本を守るため、愛する人を守るため、死の棺に乗り込んだ。俺と治郎は見事、空母に特攻した。そして、死んだ。
死んだ後、約束の場所である靖国神社に向かった。門をくぐると白衣を纏った老人に一つだけ願いを叶えてやろうと言われた俺は考えた末、未来の日本に連れて行ってくれとお願いした。
未来の日本へ来た俺は数々の衝撃を受ける……
※感想やお気に入りバシバシお願いします。皆様のご感想は大変ご貴重なものであり、執筆の参考にさしていただきたく思っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。
文字数 58,088
最終更新日 2023.12.02
登録日 2019.02.11
文字数 85,039
最終更新日 2022.07.20
登録日 2022.04.10
この小説の筆者も、この小説そのものも、むろん架空のものである。にもかかわらず、昨今の創作界隈を見てみると、このような人物は、今の社会に存在しうるのみならず、むしろ存在するのが当然なようにも思える。私は、いわゆる中2病と呼ばれる人間の持つ性格の一つを、皆さんの面前へ引きだしてみようと思った。それは今だに、創作界隈の人間によくみられる、典型的な人物像であるとすら言えると思うからだ。
『タペストリーのプリンツ・オイゲン』と題する最初の断章において、彼は猫とシド・ヴィシャスに対する愛着について語り、自分のような人物が現われた理由、否、現れなければならなかった理由について、説明しようと欲している。以後に続く、『時空管理局の女』『黒衣の少女』『古書店の尼僧』の各断章において、並行世界における彼の別の可能性が語られるが、その全ての断章において、ヒロインたちは、実体を持たない。にもかかわらず、圧倒的な存在感を持って、それぞれの物語における彼に語り掛けてくるのである。
なお、『古書店の尼僧』におけるヴァルダさんは、私には『黒衣の少女』に登場する幻影と同じ存在のように思えるのだが、断言はしないでおく。私はただ、別に世界線に存在するアケミから送られたビジョンを、忠実に引き写すだけである。
文字数 160,230
最終更新日 2020.08.30
登録日 2020.08.30
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