ミステリー ゾンビ小説一覧
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舞台は東日本大震災が起こる少し前の関東地方。
「食べられないんです・・・、どうしても」
東京・赤坂にあるメトロポリタン・ラジオの深夜番組「ロクロ―のミッドナイトコール」の電話相談コーナーに、偏食に悩んでいるというリスナーから電話がかかる。
番組のプロデューサーは系列のメトロポリタン・テレビの社会部で警視庁担当記者だったが、「ある誤報事件」でラジオに飛ばされた小国雄彦。電話の向こうの相手は番組パーソナリティーの六浦ロクロ―をからかうようにクイズを出した。
その答えに、スタジオは凍りつく。
町田市の外れにあるニュータウンでは、一軒の住宅から夫婦が消えた。
「夫婦の姿が見えない。息子さんが、あんな事故にあったばかりだから・・・」という近所の住民の通報で駆けつけた派出所の警察官と不動産管理会社社員が室内で見つけたビデオ。
そこに映っていた家の主人、宮守幸彦は恐ろしい話を語り始める。
横須賀中央警察署の刑事・龍燎太郎は、三浦半島南部地震で自宅が倒壊し、妻を亡くした。
ショックから立ち直れず、カプセルホテルで暮らしている龍が早朝に出勤すると、自分の席に奇妙な老人が座っていた。老人は地震の被災者で、避難所になっている小学校で暮らしているという。避難所では、赤ん坊を含む一家4人が惨殺される事件が起きていた。
老人は龍に「あれ、あたしが犯人なんです」と告げる。
その頃、首都圏では、女性を殺害して首と腕を切断して持ち去るという連続猟奇殺人事件が世間を震撼させていた。
殺害現場に飾られた「神の手を持つ男」と呼ばれる画家が描いた絵。
次々に明らかになる驚愕の事実。
未曽有の恐怖が襲いかかり、
「Z(ゾンビ)」対「N(ぬらりひょん)」対「V(ヴァンパイア)」の決戦が始まる。
文字数 226,015
最終更新日 2024.01.05
登録日 2021.08.16
時は22世紀の、荒廃した日本。
未知のウィルス感染爆発により、ゾンビが蔓延した世界では、人々の生活圏が徐々に失われていた。
ゾンビが人々に容赦なく襲い掛かり、そこから更にゾンビが増えていく。まさに地獄の世界。
だけど、そんな彼らにも弱点はあった。
それは“音につられる”ということ。
人類は死後、最も長い時間にかけて残る五感が「聴覚」だと言われている。
そんなゾンビ達の聴覚を利用し、彼らを「音楽」という手段で誘導。人々の生活圏から離れさせていく希有な存在。
それが「音楽作業員」と呼ばれる人達である。
これは、ゾンビ達の好む「雅楽」を常に追求し続ける、音楽作業員の活躍を描いた物語である。
文字数 6,517
最終更新日 2023.06.30
登録日 2023.06.30
文字数 884
最終更新日 2021.11.30
登録日 2021.11.30
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