二重帝国小説一覧
2
件
時は1919年
オーストリア ハンガリー帝国は第一次世界大戦で敗北した。それの戦後処理は余りにも無情という他無かった。世界で例を見なかった民族連合はイギリスを筆頭とする連合の干渉のおかげでチェコスロヴァキア.ルーマニアの北部が次々に分離独立宣言。盟友であるハンガリー帝国も独立宣言を出した。その後、カール1世は何とか諸民族を繋ぎ止めようとしたが失敗。その後国外逃亡をする事になる。地図に載った超大国は跡形もなくこの世から消え去った。
ある社会人は転生させられた。いわゆる御都合主義というヤツによって。その世界も第一次世界大戦後の様だった。近くには千年帝国を名乗る国があり、その隣には赤色に染まった国があり、バルカン半島の様な場所で、バルカン半島の様な国家分裂で、バルカン半島の様に争いを繰り広げていた。
こんな悲惨な運命があって良いのか?いや。全くもって否。こんな悲惨な運命があって良いはずが無い。超大国は地図に名前を載せ、讃えられるべきなのだ。これより、私は列強へ復讐する事を宣言する。例えそれが極東の超大国であろうと。西方の工業力最大の超大国であろうと、すぐ北にあるオカルトに染められた国家であろうと、北東にある社会主義に染められた国でも裏切りパスタ野郎でも、我々の進撃は止められない。奴らを、列強を、地獄の底へ叩き落とし解体してやる。かつて受けた屈辱のように…
文字数 25,182
最終更新日 2024.12.18
登録日 2024.11.16
2
件