賞味期限小説一覧
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突然パティシエになると言い出し自分の手の届かない場所へと行ってしまったお隣りのお兄さん千歳(ちとせ)。
1年の学校、1年の留学、5年の修行を終え千歳は戻ってきた。
大学生になっていた紫央(しお)は何とか千歳の傍にいようと頑張るが、拒絶とまではいかないまでも昔とは違いどこかよそよそしい千歳の態度に、この『恋』の賞味期限について考えるようになる。
実は5年の修行に出る前、紫央は千歳に告白をしていた。はっきりと返事をされないまま寝かし続けた『恋』。
もしも『恋』に賞味期限があるとしたらこの恋は――――。
クッキーを美味しく作るには生地を寝かせる事が大事。では寝かせ過ぎた恋はどうなるの……?
文字数 21,161
最終更新日 2022.11.11
登録日 2022.11.05
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