愉しそうでもバットエンド小説一覧

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ホラー 完結 短編 R15
 小学校六年生の僕は無類のゲーム好き。 但しゲームとは言っても、流行りのソーシャル、ヴァーチャルと言ったデジタルの物ではないんだ。  会話で遊ぶゲーム――テーブルトークロールプレイングゲーム、略称はTRPG。  ある日、学校の帰り道に立ち寄ったちょっと怪しい雰囲気のある古本屋で、今まで見たこともない豪華な装丁本に視線を奪われた僕。  中身を確認してみると――TRPGのルールブックそのものだった。  こんなの出てたんだと思いつつも速攻で購入……ちょっと高かったけど。  逸る気持ちを抑えて帰宅すると、早速、読み解いた僕。  とても自由度の高い基本ルール以外は、全てがゲームマスターの自由。  なにこれ、めっさ面白い!  それから数日間、学校から帰っては黙々と遊ぶ舞台となる僕だけの世界を、必死に創り上げていった――。  そして、遂に完成した僕だけの世界。  意気揚々と喜ぶのも束の間、重要なことに気付く。  友達がいない。  意気消沈しながらも、自分が遊ぶキャラクターを作ったりと準備を進める為、学校から帰って直ぐに自室に戻る僕。  だけど、あり得ない事態に遭遇するのだった――。
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文字数 31,091 最終更新日 2020.06.24 登録日 2020.06.17
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