平家落人伝説小説一覧
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「赤きてふは死にし屍を食いたるゆえ、名をしくひてふ、もしくはしじきてふと名付けき。」
年に一度、3月22日に、非業の死を遂げた平家のご落胤が、島民を祟って「御先様」となり、志々岐島の和田津集落を練り歩く。御先様に行き逢った人間は海に牽かれて、碧の洞窟に首無し死体となって上がるのだ。
シジキチョウはその死体を貪る肉食の蝶だった。
民俗学研究をしている院生の夜須は、蝶をこよなく愛し、いつか新種の蝶に自らの名をつけるという野望を持つ。
ある日、1年前に院をやめて田舎に帰った友人・交野から電話をもらい、「志々岐島には肉食の珍しい蝶がいる」と聞き、一に二もなく志々岐島を訪れると約束する。
3月22日迄においでと言われ、夜須は早々に志々岐島に足を向けた。
シジキチョウのことを調べていくにつれ、島の謎にたどり着いた夜須の身の上に降りかかる災厄とは————?
※主人公の男性キャラクターの性格が非常に悪いです。胸くそが悪くなる可能性がありますのでご注意下さい。
文字数 103,462
最終更新日 2022.12.02
登録日 2022.10.23
第一話『潮騒鳴り止まず~久遠の帝~』
~その男、敵か味方か?~
激動の歴史に翻弄される恋の辿り付く先は―。
そして、やがて解き明かされる頼朝の死の真相。
〝私は、あなたの胸の中にはいられない。
誰より大好きなあなたの傍にはもう、いられない。
何故なら、私は源氏の女
あなたは平家の男だから〟
鎌倉御家人の河越三郎恒正の一人娘楓は父から、北条時政の息子時晴に嫁ぐように
言い渡されている。
とかく悪評のある時晴を嫌い、邸を飛び出した楓はある日、由比ヶ浜で時繁と名乗る
不思議な漁師の若者に巡り会う。
やがて、楓が知った時繁の重大な秘密とは。
鎌倉幕府を創立した源頼朝の死の真相には
平家の生き残りが拘わっていた―!?
将軍頼朝の死を平家落人伝説を元に私なりに新解釈で描いてみました。
☆第二話には 絶唱~身代わり姫の恋~を同時収録。
源頼家の息女として生まれ、16歳年下の四代将軍頼経に嫁いだ源鞠子の生涯。
文字数 142,674
最終更新日 2021.05.16
登録日 2021.05.08
自主制作映画化を前提に戯曲形式で書かれています。
読み物として書かれておりますので実際の台本の書き方とは異なる場合が御座います。
ストーリー
両親が離婚した貴之(小3)は宮城県宮城郡宮城町(現宮城県仙台市青葉区)の父の実家で暮らすことになる。
母がいないことや貧相な服装が理由で学校では虐められ、家では身の置き場がなく肩身の狭い日々を送っている。
親もなく、友達もいない貴之が近所にある極楽山西方寺(定義如来)で一人の「少年」と出会う。
大人の都合で振り回される子供の気持ち…貴之の願いとは?
少し切ない不思議なお話
作中の舞台の一つとなる
極楽山西方寺(定義如来)ですが、私のこれまでの活動や今後の活動の理念、活動方針をお話してご理解頂き、極楽山西方寺(定義如来)の方から作中において「極楽山西方寺(定義如来)」「定義さん」等の固有名詞を使用させて頂くご許可を頂きました。
極楽山西方寺(定義如来)の皆様、関係者の方々へこの場をお借りしてお礼を申し上げます。
この作品は「エブリスタ」においても投稿されております。
文字数 21,834
最終更新日 2020.07.31
登録日 2020.07.31
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