元神様小説一覧
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気味が悪いと言われ続けてきた双子の姉弟、七海と海斗。
気持ちによって天候が変わったり、動物と話せたり、はたまた人に見えざるものが見える二人は、どこへ行っても変だと言われていた。
そんなある日、神社で神様に双子の前世を教えてもらい、七海と海斗は元最高神だと言われる。
そこから二人は、祈ればどんなことでも叶うという不思議な力を使い皆の願いを一人ひとつだけ叶えていくことにする。
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文字数 11,692
最終更新日 2023.07.29
登録日 2022.10.14
私は【ローズクォーツ】と称されるこの世界の最高神だ。
だが、それももう今日で終わるだろう。
私のいる神界は、上級天使以上の階級でなければ入れない、天界の中でもセキュリティの高い場所だった。しかし最近の天界の傾向から階級ではなく実力を重視する方がいいと考えて、私自身の手でそのセキュリティを解除したことで、誰もが出入りできる場所になった。そのおかげで、素質ある者たちはメキメキと実力をつけていたが、権力に執着する神々や上級天使によって唆され、私に手をかけた。致命傷は負わなかった私だが、既にこの生には飽きていたので、丁度よかったのだろう。私を手にかけた天使に、私の首という大手柄を土産としてくれてやったのだ。
──それから何年経っただろうか。
【地球】という星に生まれて17年。
学生でありながら会社を立ち上げ、軌道に乗って2年ほどした頃の話だ。
初めて母が参加する授業参観の日に、突然白い光に包まれた。
気がつくと懐かしい真っ白な空間にいた私は、今の【ローズクォーツ】における最高神(なんとも小さく頼りなさげな女神)と対面し、「加護をあげるので世界の危機を救ってください!」と命じられる(一方的且つ殆ど勢いだけで押しかけてきた)。
………ほう? かつてこの世界の神であった私に、そんなことを要求するのか。面白い。
では、かつての最高神であった頃の力を見せてやろう。
そのかわり、どうなっても知らんがな(笑)
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一章まではあらすじの内容を細かく描写しています。
不定期更新 R15(保険)
文字数 19,080
最終更新日 2023.04.12
登録日 2022.10.05
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