品川の飯盛旅籠屋に売られたおひらは、先輩女郎のおちよに憧れる。
おちよには徳水という僧侶の馴染み客がいて、徳水はおちよの嫉妬心をあおるために、おひらに気があるようなそぶりを見せる。
嫉妬に狂ったおちよは執拗におひらをいじめるが、いじめられているうちにおひらはおちよの魅力にますます引き込まれていく。
おひらは徳水がおちよの心も体も自身のモノにしていることに嫉妬し、二人の行為を覗き見ると、信じられない行為をしており…。
アルファポリス第五回歴史・時代小説大賞エントリー作品です。
文字数 8,126
最終更新日 2019.05.22
登録日 2019.04.30