吹き出しが視える小説一覧

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私は人の頭上に漫画の吹き出しのようなものが視えてしまう。 きっかけは恩師と食事をしたときだった。 それはまるでスクリーンに映し出された映画のように物語を紡いだ。 それからも度々それは現われた。そして、ある日気付いた。 吹き出しは思い入れのある食べ物を口にしている人の頭上に現われるのだと。 だが、その不思議な力は私を貶めるだけで何の役にも立たなかった。 ――そう、あの日までは……。
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文字数 106,510 最終更新日 2019.01.20 登録日 2018.11.01
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