呪いと陰謀小説一覧

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庸国皇帝雷烈の招きにより、呪封師の天御門星は和国から海をこえてやってきた。 若く美しい皇帝の姿を見た瞬間、星は驚愕する。 皇帝に鬼の気配がするのだ。星にとって鬼は双子の兄の敵。 兄を殺した悪鬼の行方を追い、男装して庸国にやってきたのだから。 「ここで逃げるわけにはいかない。私が兄の敵をとるんだ」 皇帝の頼みで後宮内の化け物を祓うことになった星だったが、ある事件をきっかけに星が女であることが雷烈に知られてしまう。 「女の匂いがする。皇帝をだますとはいい度胸だ」 「あなたこそ鬼の気配がするではありませんか!」 咄嗟に言い返すと、雷烈は満足そうに微笑んだ。 「やはり気づいていたか。そのとおり、俺は鬼の血を引いている。母が鬼だったのだ」 若く美しい皇帝の真の目的は、星に鬼の力を封印してもらうことだった。 互いの目的のため協力することになった二人だったが、後宮と皇帝には呪いがかけられていることがわかり…… 男装少女と鬼の皇帝。大きな秘密を抱えた二人の中華風後宮ファンタジー。
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文字数 67,182 最終更新日 2024.09.19 登録日 2024.08.29
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