サイレン公国の若き大公「フリッツ」と、楼桑王国の姫「ロザリー」の縁組み話が秘かに進められる。
一方で超大国「ヴァビロン帝国」も、楼桑との縁組みを打診していた。
大国の意思に翻弄されるのを嫌う二国は、互いに手を取り合う路を模索する。
両国ともに国内に難問を抱えながらも、この婚礼をなんとか成就させるべく奔走する。
やがて来る〝サイレン滅亡〟という悲劇に向かい、運命が動き出したのである。
聖大陸版「三国志」への序篇・サイレン篇、第一巻「運命の婚礼」開幕。
文字数 68,240
最終更新日 2024.07.27
登録日 2024.05.05