王子とメイド小説一覧

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恋愛 完結 短編
「モテたい」 「はぁ」 「自慢じゃないが僕は顔はすっっごくいいはずなのに、頭のいい奴ばかりがモテる。おかしいだろう」 「それはただの嫉妬では?」 私のご主人様、ジークハルト殿下は生粋のアホである。 超絶美形だし優しいし、決して悪い人ではないのだ。ただ、為政者に向かないどころか貴族の名前一つ覚えられない、王族にあるまじきアホなだけで。 複数あった縁談も、顔合わせを行った時点で全て断られてしまって、婚約者がいない。 「よし決めた、僕は知的メガネを目指す!」 「……さようでございますか」 メガネをかけてもアホはアホなままだろうけれど、メイドの私はジークハルト殿下の思いつきに付き合って差し上げる。 知的メガネになんてならなくても、もう充分に素敵なのに――なんて思いながら。 ※小説家になろうに重複投稿しています。
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文字数 8,011 最終更新日 2024.03.30 登録日 2024.03.30
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