真ん中っ子小説一覧

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恋愛 完結 短編 R15
わたしは、嫌いなモノとはなるべくなら関り合いになりたくない。 そういう性格をしている。冷めていて可愛げが無い、ともよく言われる。 だというのに、人のことをブスだ地味女だと言って、中等部入学当初からやたら絡んで来るクソガキがいる。 そんなにわたしのことが嫌いなら、無視すればいいのに。わざわざウザ絡みして、わたしに攻撃する意味がわからない。 そうやって過ごしていると、ある日のこと。 ウザ絡みして来るクソガキから、婚約を申し込まれたそうだ。「断固拒否します」と断ったのだが―――― 朝の寝込みを襲われ、飾り立てられてお見合いの席へドナドナされてしまった。 互いの両親の前でも、わたしへ暴言を吐き続けるクソガキ。そして、そんなクソガキを咎めもせず、にこにこと「照れてるだけなのよ。本当は、あなたのことが大好きなのに」というクソガキの母親。 わたしの両親も、微笑ましいという顔で笑っている。 それなら、わたしも――――覚悟を決めて、暴言を返してやることにした。 「誰がお前みたいな奴のことを好きになるか。いい加減、自分が嫌われてんの気付け。キモいんだよ。存在自体が目障りだから、わたしの前から消えてくれない?」と。 わたしは、この暴言クソ野郎と結婚させられて、一生コイツに縛られることの方が、我慢ならない。 設定はふわっと。
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文字数 14,650 最終更新日 2023.09.03 登録日 2023.07.14
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