スライム系小説一覧

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 15歳になる『チロル・レインバース』は田舎から街の冒険者ギルドにやって来た。  けれども、スライムしか呼び出せない『スライム召喚士』のチロルは誰からも相手にされなかった。  仕方なく一人で近場のC級遺跡ダンジョンに挑むのだったが……当然、F級の成り立て冒険者だ。  行き止まりの部屋にある赤いバツ印を、隠し扉が開く仕掛けただと勘違いして飛び乗った。  当然、開いたのは壁ではなく……床だった。  深い深い穴に落ちていくチロルだったが、スライムを激突の身代わりにして、残りHP1でギリギリ生き残った。  けれども、食糧も何も無い穴の底だ。生き延びるのは困難な状況だ。  でも、身代わりにしたスライムが生き延びるヒントを残してくれた。  召喚したスライムを倒すと、なんと『薬草』と『スライムグミ』に変わるのだ。  それに気づいたチロルは、無抵抗な召喚スライムを倒し始めた。  倒せば倒すほどに経験値も入って、チロルのレベルまで上がっていく。  そして、レベル以外にも上がってしまった。  召喚士レベル2になると、『エッグスライム(卵)』『バードスライム(鳥)』『エスカルゴスライム(カタツムリ)』『フィッシュスライム(魚)』の新しく4匹のスライムを呼び出せるようになった。  5種類のスライムを召喚して、順調な落とし穴生活を送っていたチロルだったが、倒したスライムが1000匹超えた時、『称号:スライムキラー(スライム殺人鬼)』を獲得してしまった。  その結果、今まで無抵抗だったスライム達の反撃が始まった。
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文字数 76,696 最終更新日 2023.06.07 登録日 2023.05.18
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