証拠写真小説一覧

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 27才の自称・写真家「俺」には、表沙汰にできない趣味がある。  目を付けた女性が住む安アパートへ留守中に侵入し、赤裸々な日常の一端を覗き見るのだ。    五月のある日、「俺」は秋葉原の書店に勤める井田須美の部屋へ、いつも通り侵入を果たした。  地味だが清楚な容姿の須美に一目惚れ。書店のイベントで遅くなる日を狙った筈なのに、いきなり彼女が帰ってきた。  慌てて部屋の押入へ隠れると、大手出版社の社員だと言う中年男といちゃつき始める。その男の行動は極めて暴力的。突然、須美の首を絞め始めた。  いつもの癖で写真を撮りつつ、中年男の行為が「プレイ」の類か、犯罪かを判断しかね、悶々とする「俺」。    結局、押入を飛び出し、男を殴る羽目になってしまうが、その時の「俺」は知らなかった。  想定外の真実が、盗撮した写真の中に残されていた事を……。  エブリスタ、小説家になろう、ノベルアップ+にも投稿しております。
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文字数 10,163 最終更新日 2023.04.22 登録日 2023.04.17
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