第一次・第二次世界大戦小説一覧

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一九六一年、ウィーン郊外に住まう老婦人をひとりの記者が訪ねる。 老婦人の名はエリザベート・マリー・ペツネック。 オーストリア=ハンガリー帝国の実質的な最後の皇帝、フランツ・ヨーゼフの孫娘であり、後に社会民主主義者と結婚したため「赤い皇女」とも呼ばれる女性だった。 取材に対して「私は何も語らない(ich rede nichts)」、すべては終わったことだと言いながら、彼女は過ぎた時代に思いを馳せる── 表紙画像はぱくたそより。
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文字数 109,782 最終更新日 2022.06.28 登録日 2022.05.31
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