わたしの恋人であるテツくんが、ある日とんでもないことを言った。
「自分はサンタクロースになったので、クリスマスイブには会えない」と。
テツくんはわたしの前にトナカイまで呼んで、信じさせようとする。だが 何か変だ。
テツくんの胸から生まれた黒いしみが、どんどん大きくなってきている。
そして突然現れたサンタ帽の男は、自分を光のサンタクロースだと名乗り、テツくんに、「お前は闇のサンタクロース一味だ」と告げる。
*「トナカイさんたち準備中」という作品を以前書きましたが、同じ世界観だったりします。
文字数 8,465
最終更新日 2021.12.19
登録日 2021.12.19