子羊小説一覧
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泉の底に眠る人のような、蛇のようなジェヌーンという産土の神がいた。
ジェヌーンは長い間、泉の底で眠っていたのだが、ある時ふと目を覚ました。
なにやら上がにぎやかなので気になったのだ。まあ、あまりに長く眠り続けていたので退屈で仕様がなかったのだ。
ジェヌーンはむくりと起き上がり、水面上へ泳いで行った。
(ああ、久しぶりだねぇ。何千年ぶりだろう…けど、あの天使どもがまたアタシらの事をいじめに来るかも…
なにせあの神さん、人間ばっかり可愛がりよるからなぁ。
アタシら…天使と悪魔の中間のもんはつまはじきや。
だいたい、アタシ達だってあのアダムの子なんだから、同等に扱って欲しいもんだわ。
だって、アダムの最初の妻はイヴではなくってアタシらの母さん、リリスなんだもの。)
〔後半はもしかしたら入るかもしれないのでR15指定入れときました。〕
文字数 5,960
最終更新日 2018.02.19
登録日 2018.02.18
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