家庭裁判所小説一覧
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地方都市の家庭裁判所に調査官として勤める添田涼子。毎日の激務を乱暴?にこなしている。万事、ついていない彼女は、ある雨の夜、少年と出会う。腐りきった社会と、大人の暗い思惑になぜか染まっていない少年。成り行きから少年とくらし始める涼子。心折れそうになる事件の数々にすさんでいた涼子の心が、少年との生活で少しずつ変わっていく。しかし少年は…。
生々しい現実との葛藤、世界の歪、そして矛盾。さまざまな世界を通して、人間の狂気と愛を求め、その物語は紡ぐ…。人間が、あるいは人間以外のものが起こすドラマを、あなたはこれから体感するでしょう。
文字数 73,497
最終更新日 2022.02.03
登録日 2021.08.18
2020年。
ネズミ年が始まって早々、
ネズミではなくコウモリから、
始まった新型ウイルスが、
後に世界を震撼させる。
日本においては、
飲食業界、宿泊業界を中心に
経済界も一寸先は闇となる。
蔓延を防ぐため、
政府は日本人民の外出、交流を抑制し、
「テレワーク」と言う在宅勤務の
新しい働き方まで生まれた。
同じくして「コロ○離婚」と言う
新語がまでもが生まれたが、
実際は離婚率30%と例年通りであった。
テレビニュースや特集で、
それらの話を耳にする事はあったが、
まさか私もとは夢にも思わなかった。
ただ、よくよく考えると、
婚姻届を役所に提出する、
そんな幸せの絶頂期に、
離婚なんて意識する人は
いないのだから、皆がそうなのだろう。
人口約1億2,000万人の日本。
結婚や離婚、親権、家庭裁判所。
何かを肯定する訳でも、
否定する訳でもない。
ただただ、私の実際の体験談が、
誰かの何かになれば...
文字数 1,841
最終更新日 2021.08.12
登録日 2021.08.10
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