都会に疲れて田舎に帰った天涯孤独な直之。閉鎖的な村で、村役場から、『あやかし』様の世話を住み込みでやらないかと提案される。
長く生きているのにどこか子供のような我儘を言い、大雑把で天邪鬼な、超絶美形の『あやかし』のあやさん(性別不明)と、少し心が疲れてしまっていたが、段々と明るい性格を取戻す直之。
自分にしか見えない建物や、過去を思い出そうとすると酷い頭痛に襲われる直之は、だんだんと、あやかしの世界に足を踏み入れていく。
文字数 15,471
最終更新日 2021.01.02
登録日 2020.12.13