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第二話 いつもと違う冒険者ギルドと新たなる力?
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少年テッドは、いつも通りに冒険者ギルドの中に入った。
すると、大勢の怪我人でギルド内は騒然としていた。
少年テッドは、近くの冒険者に話を聞いてみた。
「何かあったんですか?」
「あぁ…薬草小僧か、実はな…近くのダンジョンでスタンピードが起きたんだ。」
「スタンピード…」
少年テッドも聞いた事がある言葉だった。
少年テッドの両親もスタンピードの依頼で命を落としたからである。
「ちなみに、近くのダンジョンというとどの辺ですか?」
「ん? クチーカのダンジョンだ。」
クチーカのダンジョンは、僕が薬草採取で訪れるクチーカの森の奥にあるダンジョンだ。
だとすると、今日の薬草採取は不可能かな?
僕は怪我人を見ると、どの人達もFランクかEランクの冒険者ばかりだった。
クチーカのダンジョンはそれ程レベルが高いダンジョンではない。
Fランクの6人パーティーかEランクが4人いるパーティーなら楽にクリア出来るレベルのダンジョンだからだ。
それなのに、そのランクの人達が大怪我をしていた。
すると、ライラが拡声器の魔道具を使って冒険者ギルド内に通達をした。
『現在、クチーカのダンジョンからスタンピードで魔物が溢れかえっています! その魔物達は森を進み、この街にも来る勢いです! ギルド内にいる冒険者達はランクに関わらず、討伐に参加して下さい! 繰り返します…』
冒険者ギルド内の緊急クエストは、冒険者ギルドのギルドメンバーなら全て参加しなければならない。
それが、冒険者になりたてのHランクでも例外ではないのだ。
僕も武器は所持している。
父さんの形見のダガーだ。
だが、自慢ではないが…護身用で持っているだけで魔物とは一度も戦った事は無い。
父さんが生きている頃に、冒険者の依頼に着いて行った事はある。
でもその時は、魔物の討伐は父さんが魔物を討伐して僕が解体するという物だったので、魔物を倒した事は無い。
「僕には荷が重いですね…帰っても良いですか?」
「薬草小僧は、実戦は?」
「全くありません!」
「なら…帰っても文句は言われないが、一応ギルドメンバー全員の緊急クエストだからな。 ライラに相談してみたらどうだ?」
冒険者にアドバイスを貰うと、その冒険者は武器を装備してギルドから出て行った。
僕は受付に行って、ライラに尋ねてみた。
「僕も…やっぱり参加しないと駄目ですか?」
「テッド君、回復魔法を使えたわよね?」
「一応使えますが…包帯の代わり位の回復しか出来ませんよ。」
「それでもないよりはマシね。 戦いに参加しなくても良いから、他のヒーラーと一緒に回復魔法を掛けてあげて!」
戦いに参加しないのであれば、これほど良い物はない。
僕は僕が出来る限りの回復魔法を怪我した冒険者に掛けた。
だが、軽い傷が治る程度の回復魔法でしかなかった。
こんなので役に立てているのだろうか?
いや、考えるな!
少しでも助けになるのなら、回復魔法を掛け続けよう!
そういって、割りと軽症の人に回復魔法を掛けて行った。
そして意識が醒めた人が水を欲しがっていたので、酒場からジョッキを借りて水魔法をジョッキに注いでから回復魔法を水に掛けた。
その水を怪我人に飲ますと、怪我が一瞬で治ったのだった。
これは使えると思って、ジョッキに水魔法で満たしてから回復魔法を掛けてから他の怪我人に飲ませようとして走っていると、躓いた拍子に重症人にジョッキの水を掛けてしまった。
すると、重病人の怪我が一瞬で治り…重病人だった冒険者は起き上がると、僕にお礼を言ってから武器を持ってギルドを出て行った。
「これは…? 試しに他の人にもやってみるか!」
同じ様にジョッキに水魔法で満たしてから、回復魔法を掛けてからそのジョッキの水を重症人にぶっ掛けると、またも一瞬で怪我が治って行った。
「僕の回復魔法は、こういう使い方も出来るのか⁉」
僕は魔力の続く限りその方法を繰り返していった。
そして冒険者ギルドの中の重症人は全て怪我を治すと、また戦いの為に武器を持ってギルドを出て行った。
あとは軽症の人達だけだった。
僕は魔力の使い過ぎで疲れ果てて椅子に座り込んだ。
すると、ヒーラーの1人が僕にマナポーションを渡してくれた。
マナポーション…魔力を回復する薬だった。
マナポーションに限らず、普通のポーションですら高くて買えなくて…飲んだ事すらなかった。
僕はヒーラーさんにお礼を言ってから、マナポーションを飲み干した。
凄まじい苦みと後味の悪さが口の中に残っていた。
だけど、魔力は幾らか回復したので…また水魔法+回復魔法の回復水を作って軽症者に掛けて行った。
すると…冒険者ギルドの中に怪我人は全ていなくなって、僕等の仕事は終わったのだ。
「お疲れ様、テッド君! それにしても、何なのあの回復力…ポーションでも使ったの?」
「ポーションなんて、僕には高くて買えませんよ! あれは、水魔法に回復魔法を掛けてから、怪我人にぶっ掛けた回復水です!」
それを聞いたライラは、頭を手で押さえていた。
「お手柄よ、テッド君!」
「お役に立てたのなら…って、あぁ⁉」
「な・な・な・何? どうしたの⁉」
「魔力の使い過ぎで、今日の夜の魔法が使えなくなってしまいました! どうしましょう?」
「あとでマナポーションを上げるわ! それで何とかしてね。」
「それと、これ緊急クエストですよね? 報酬は出ますか?」
「勿論よ、救護班としての役割を果たしたのだから、当然報酬は支払われるわ!」
その後…冒険者達の活躍により、スタンピードは無事に収束した。
そして僕は、報酬として銀貨10枚を報酬として得たのだった。
今迄最高に稼いでも銀貨に届いた事がないので、今日はリッチな気分だった。
帰り道に銀貨の計算をした。
銀貨5枚で月々の支払いは1年分くらいは何とかなる。
僕は銀貨1枚でパン屋に行き、耳ではない普通のパンを購入し、農家の人から野菜を購入して、肉屋で干し肉ではない普通に肉を買って家に帰った。
そして、妹のリットに報酬と食材を渡してから…今日の夕食は少し豪華な料理に妹達は喜んでいた。
翌日…僕の家に冒険者ギルドの使いの人が来た。
僕は訳が分からないまま、使いの人に着いて行って冒険者ギルドの中に入った。
すると、数多くの冒険者の人達から感謝をされて…
さらに受付まで通されると、そこにはライラが笑顔で迎えてくれた。
「テッド君、ギルドマスターがお呼びです。 着いて来てください!」
僕はそこで、初めてギルドマスターに会うのだった。
すると、大勢の怪我人でギルド内は騒然としていた。
少年テッドは、近くの冒険者に話を聞いてみた。
「何かあったんですか?」
「あぁ…薬草小僧か、実はな…近くのダンジョンでスタンピードが起きたんだ。」
「スタンピード…」
少年テッドも聞いた事がある言葉だった。
少年テッドの両親もスタンピードの依頼で命を落としたからである。
「ちなみに、近くのダンジョンというとどの辺ですか?」
「ん? クチーカのダンジョンだ。」
クチーカのダンジョンは、僕が薬草採取で訪れるクチーカの森の奥にあるダンジョンだ。
だとすると、今日の薬草採取は不可能かな?
僕は怪我人を見ると、どの人達もFランクかEランクの冒険者ばかりだった。
クチーカのダンジョンはそれ程レベルが高いダンジョンではない。
Fランクの6人パーティーかEランクが4人いるパーティーなら楽にクリア出来るレベルのダンジョンだからだ。
それなのに、そのランクの人達が大怪我をしていた。
すると、ライラが拡声器の魔道具を使って冒険者ギルド内に通達をした。
『現在、クチーカのダンジョンからスタンピードで魔物が溢れかえっています! その魔物達は森を進み、この街にも来る勢いです! ギルド内にいる冒険者達はランクに関わらず、討伐に参加して下さい! 繰り返します…』
冒険者ギルド内の緊急クエストは、冒険者ギルドのギルドメンバーなら全て参加しなければならない。
それが、冒険者になりたてのHランクでも例外ではないのだ。
僕も武器は所持している。
父さんの形見のダガーだ。
だが、自慢ではないが…護身用で持っているだけで魔物とは一度も戦った事は無い。
父さんが生きている頃に、冒険者の依頼に着いて行った事はある。
でもその時は、魔物の討伐は父さんが魔物を討伐して僕が解体するという物だったので、魔物を倒した事は無い。
「僕には荷が重いですね…帰っても良いですか?」
「薬草小僧は、実戦は?」
「全くありません!」
「なら…帰っても文句は言われないが、一応ギルドメンバー全員の緊急クエストだからな。 ライラに相談してみたらどうだ?」
冒険者にアドバイスを貰うと、その冒険者は武器を装備してギルドから出て行った。
僕は受付に行って、ライラに尋ねてみた。
「僕も…やっぱり参加しないと駄目ですか?」
「テッド君、回復魔法を使えたわよね?」
「一応使えますが…包帯の代わり位の回復しか出来ませんよ。」
「それでもないよりはマシね。 戦いに参加しなくても良いから、他のヒーラーと一緒に回復魔法を掛けてあげて!」
戦いに参加しないのであれば、これほど良い物はない。
僕は僕が出来る限りの回復魔法を怪我した冒険者に掛けた。
だが、軽い傷が治る程度の回復魔法でしかなかった。
こんなので役に立てているのだろうか?
いや、考えるな!
少しでも助けになるのなら、回復魔法を掛け続けよう!
そういって、割りと軽症の人に回復魔法を掛けて行った。
そして意識が醒めた人が水を欲しがっていたので、酒場からジョッキを借りて水魔法をジョッキに注いでから回復魔法を水に掛けた。
その水を怪我人に飲ますと、怪我が一瞬で治ったのだった。
これは使えると思って、ジョッキに水魔法で満たしてから回復魔法を掛けてから他の怪我人に飲ませようとして走っていると、躓いた拍子に重症人にジョッキの水を掛けてしまった。
すると、重病人の怪我が一瞬で治り…重病人だった冒険者は起き上がると、僕にお礼を言ってから武器を持ってギルドを出て行った。
「これは…? 試しに他の人にもやってみるか!」
同じ様にジョッキに水魔法で満たしてから、回復魔法を掛けてからそのジョッキの水を重症人にぶっ掛けると、またも一瞬で怪我が治って行った。
「僕の回復魔法は、こういう使い方も出来るのか⁉」
僕は魔力の続く限りその方法を繰り返していった。
そして冒険者ギルドの中の重症人は全て怪我を治すと、また戦いの為に武器を持ってギルドを出て行った。
あとは軽症の人達だけだった。
僕は魔力の使い過ぎで疲れ果てて椅子に座り込んだ。
すると、ヒーラーの1人が僕にマナポーションを渡してくれた。
マナポーション…魔力を回復する薬だった。
マナポーションに限らず、普通のポーションですら高くて買えなくて…飲んだ事すらなかった。
僕はヒーラーさんにお礼を言ってから、マナポーションを飲み干した。
凄まじい苦みと後味の悪さが口の中に残っていた。
だけど、魔力は幾らか回復したので…また水魔法+回復魔法の回復水を作って軽症者に掛けて行った。
すると…冒険者ギルドの中に怪我人は全ていなくなって、僕等の仕事は終わったのだ。
「お疲れ様、テッド君! それにしても、何なのあの回復力…ポーションでも使ったの?」
「ポーションなんて、僕には高くて買えませんよ! あれは、水魔法に回復魔法を掛けてから、怪我人にぶっ掛けた回復水です!」
それを聞いたライラは、頭を手で押さえていた。
「お手柄よ、テッド君!」
「お役に立てたのなら…って、あぁ⁉」
「な・な・な・何? どうしたの⁉」
「魔力の使い過ぎで、今日の夜の魔法が使えなくなってしまいました! どうしましょう?」
「あとでマナポーションを上げるわ! それで何とかしてね。」
「それと、これ緊急クエストですよね? 報酬は出ますか?」
「勿論よ、救護班としての役割を果たしたのだから、当然報酬は支払われるわ!」
その後…冒険者達の活躍により、スタンピードは無事に収束した。
そして僕は、報酬として銀貨10枚を報酬として得たのだった。
今迄最高に稼いでも銀貨に届いた事がないので、今日はリッチな気分だった。
帰り道に銀貨の計算をした。
銀貨5枚で月々の支払いは1年分くらいは何とかなる。
僕は銀貨1枚でパン屋に行き、耳ではない普通のパンを購入し、農家の人から野菜を購入して、肉屋で干し肉ではない普通に肉を買って家に帰った。
そして、妹のリットに報酬と食材を渡してから…今日の夕食は少し豪華な料理に妹達は喜んでいた。
翌日…僕の家に冒険者ギルドの使いの人が来た。
僕は訳が分からないまま、使いの人に着いて行って冒険者ギルドの中に入った。
すると、数多くの冒険者の人達から感謝をされて…
さらに受付まで通されると、そこにはライラが笑顔で迎えてくれた。
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